アーミッシュ

電気をはじめ現代の電気機器を使わず、華美を嫌い、きわめて質素に自給自足の生活を守り続ける アーミッシュの人々。アメリカのペンシルバニアやオハイオ州などで共同生活を営むドイツ系アメリカ人で、 もとはといえばスイスで生まれた一派です。教会と共同体にきわめて忠実であることを守り、 人口は20万人以上とされています。

自動車は使わず、唯一の乗り物は馬車。共同体外部の者との恋愛も許されないという彼らの生活は 謎に包まれている部分も多いのですが、アメリカの古い暮らしを守り続けるアーミッシュが作るキルトは、 その地味な暮らしとは異なった独特の目を瞠る美しさがあり、人々を魅了し続けています。



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アーミッシュキルトAmish Quilt

近代文明を拒み質素に暮らすアーミッシュですが、彼女らが作るキルトは、シンプルでありながら見るものにショックを与えるほどの不思議な魅力に満ちています。
アーミッシュキルト アーミッシュがなぜこのように美しいキルトを作るようになったのでしょうか。

その理由として考えられるのは、抑圧された心の発露としてキルトの存在があったのではないかと言うことです。非常に厳しく信仰に根ざしたつましい生活を送る共同体の中で、贅沢はもちろんのこと、個人が目立つことも許されません。しかしアーミッシュの女性には、伝統的な手仕事として、母から娘に受け継がれてきたパッチワーク・キルトにがありました。

キルトの材料には無地の余り布を利用しますが、愛情をこめて配色を工夫し、このときばかりは思い切り素晴らしいタペストリーやベッドカバーなど何枚も作り、娘が結婚するときに持たせるのです。キルトの上には独創的で様々に美しく大胆な幾何学模様が存分に施され、日ごろの内なる思いが一気にほとばしったかのようです。 キルトの源流ともいえるアーミッシュキルト。その多彩な定型パターンは400年以上に渡って伝えられ、キルト文化に大きな影響を与えました。19世紀末から20世紀初めの頃のアーミッシュキルト作品は、その殆どがコレクター所蔵と或いは博物館に収められているようです。



アーミッシュキルトを知る

アーミッシュキルトについては洋書がたくさん出ています。Amazonの洋書カテゴリーから購入できるので、いくつか手にとってごらんになってはいかがでしょう。そしていつかは、展覧会などで実物を見てみたいものですね。

The Quilter's Guide to Amish Quilts
Amish Quilts of Lancaster County
A Quiet Spirit:
Amish Quilts from
the Collection of
Cindy Tietze and Stuart Hodosh




キルト生地を探す

アーミッシュキルト用の生地を扱うお店は多くありませんが、特にアーミッシュキルト専用の生地があるわけではないので問題はありません。パターンを研究されることがよりアーミッシュキルトを深く知る助けになると思います。ふたつほど楽しいお店を紹介します。

◎ペンシルベニア州ランカスターのインターコースという街のキルトを扱う
  Brook House 楽天市場店

◎南仏プロヴァンス伝統 200年に渡るハンドプリントの手法を永久に受け継ぐ
  ソレイアード


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